どこでおせちを買う？

おせちやお雑煮は正月の楽しみの一つですよね。おせちやお雑煮は普段はなかなか食べないような料理で、またお正月しか食べないからこそ特別感があって、おせちやお雑煮を毎年心待ちにしている方も少なくないのではないでしょうか。

珍しい食材や特別なメニュー、もしくは高級食材が詰められた「買うおせち」も最近流行っており、それも確かに美味しくて手軽で楽しいですが、やはりお正月といえば祖父母のお家に親戚で集まっていただくような、家庭的で手作りの地域に根付いたおせちやお雑煮が食べたくなりますよね。

そんなお正月の料理ですが、皆さんはおせちやお雑煮が地域によって少しずつ異なっていることをご存知ですか？沖縄や北海道など、日本の中でもかなり異質な文化背景を持つような地域でなくとも、実はお正月料理にはかなりさまざまなその地域ごとの個性や特徴があります。

私は奈良県出身なので、今回は奈良県のおせちやお雑煮の特徴についてご紹介します！

まずおせちですが、基本的な中身はほとんど他の地域のものと変わりません。かまぼこや海老、栗きんとんや田作などを入れます。しかし一つ他の地域ではみられないような料理があり、それは柿なますです。

作り方はさほど難しくなく、なますを作るときに一緒に柿を切ったものをあえるだけなのですが、なますの酸っぱさと柿の甘さがマッチしてとても美味しく、私の大好物です。またお雑煮は、きなこ雑煮という食べ方をします。

これは、すまし汁のお雑煮を作り、そこにお餅を入れて煮込んだあと、お椀によそってからそのお餅だけを取り出し、甘いきな粉につけて食べるというものです。

人によっては「お雑煮の中のお餅をきな粉につけるなんて！」と嫌がる方も多いと聞きますが、私はこれも大好きで、小さい頃はきな粉がなくなるまでお餅にたっぷりつけて食べていました。

以上、奈良県のお正月料理を紹介しました。

地域名が変わるだけでおせちやお雑煮がこんなに違うのは面白いですね！機会があればぜひ皆さんも食べてみてください。

奈良県のお雑煮は大和の雑煮というのがあります。

奈良では、豆腐や大根、人参、その他にも里芋などを入れて、お餅を茹でたものが一般的なお雑煮です。味噌は、白味噌で、じっくりと煮込んで、柔らかくなった餅を取り出し、砂糖入りのきなこをまぶして、お餅だけバラで食べることもあります。

一般的なお雑煮と少し違うのは、里芋が入っているところ。なぜ里芋を入れるのかと言うと、里芋には人の上に立てる、という願いを込めて入れるという歴史があります。

ほかのニンジンや大根などの野菜とも相性がいいので、入ってると美味しいです。白味噌のまろやかなコクのある汁とも相性がばっちりです。やわらかく煮込んだ里芋が入ってると、嬉しくなります。

縁起もいいので、お正月にもぴったり。おせちやお寿司など、ほかのお正月の料理もいっしょにいただきます。

お正月にはこうして、おいしいお雑煮をよく作ります。

おもちはそのままお雑煮に入れて食べても美味しいですし、取り出してきなこをまぶして食べても美味しいです。きなこのお餅は甘みが強くて、何個でも食べれそうな気がしますが、意外とすぐにお腹いっぱいになってしまうくらいボリュームがあります。

お正月は美味しい料理がたくさんあるので、ついつい食べ過ぎてしまいがちなので、気をつける必要があります。お雑煮の作り方はとてもシンプルで簡単なものです。大根や人参は食べやすいサイズにカットし、だし汁に野菜を加えて、柔らかくなるまで煮込みます。

具材に火が通ったら、白味噌を入れて、さらに煮込みます。最後にお餅を入れて、やわらかくなったら取り出してきなこにつけて食べます。シンプルながらも、とても簡単でおいしいのでぜひ試してみてください。

奈良県は近畿地方にあり周囲を山に囲まれているため、柿やその葉を使った料理がおせちの具材になることが多いです。

中でも「柿なます」は奈良県ならではの郷土料理になり、なますに干し柿を加えて作られています。

また、県内には山地が多く山菜などを使う料理も多く、おせち料理などでもほかの地域と異なっていることが特徴です。

ご飯は赤飯やすし飯を使いますが、好みに合わせて選べます。

お雑煮はもちを砂糖やきな粉につけて食べるなど独特な風習があり、だしは味噌味でヤツガシラと呼ばれる頭芋やにんじん、大根、豆腐、こんにゃくを具材として入れ、親族が集まって大きい鍋で作っておせち料理とともに味わいます。

具材は頭芋や豆腐は人の頭になるように四角く切り、大根やにんじん、もちは輪切りにします。輪切りにする要因は丸く一年を過ごせるようにするためで、無事に終えることを願っているためです。

また、奈良県のお雑煮は1つのお椀の中に家族の健康や子孫の繁栄を願っていることが特徴で、1年の始まりに食べる風習があります。おせち料理は家庭によって個性豊かな具材を使い、こだわりのものを入れるとおいしくなります。

また、春鹿や梅乃宿など奈良県産の日本酒もあり、おいしく飲めるように県産の野菜を使う傾向が強いです。

具材は県内には海がないため海産物は少なめですが、肉類や野菜類などを多く入れて家庭の特徴を出せます。中でも「柿なます」は甘みが加わっておいしくなり、平穏な日々を過ごすことを願って食べることが多いです。

奈良県のおせちはほかの地域と比べて個性があり、甘めの味付けのためほっこりします。お雑煮は味噌味で温まることができ、野菜をたっぷり入れるため親族が集まって食べるには最適です。